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国道メンテナンス業務の効率化が国土交通省のモデル事業に掲載されました

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国土交通省の「働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業」の事例集が公表され、3Dスキャンアプリ「Scanat」の導入事例がモデル事業の成果として掲載されました。

背景と課題
国土交通省では、令和6年4月から始まった建設業の時間外労働規制の適用を踏まえ、働き方改革の実現に向け、働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業のモデル事業を実施しました。2025年3月24日、その成果をまとめた事例集が公表され、3Dスキャンアプリ「Scanat」の導入事例がモデル事業の成果として掲載されました。

国道のメンテナンス業務では、道路の巡回から補修、除雪、緊急作業まで、維持修繕工事は定期・臨時を問わず、多様な対応が求められます。中でも、施工前の現場確認や工事発注者との情報共有が不可欠です。しかし、従来の手法では以下の課題がありました。

  • -現場状況把握の手間:計測や写真撮影に時間がかかり、再測定が必要となることが多い。
  • -移動時間の増大:発注者との打合せのため、現場と出張所間を何度も往復する必要がある。

これらの課題を解決するため、トンネル専門工事や構造物補修、一般土木工事などを手がける寿建設株式会社と3Dスキャンアプリ「Scanat」を提供する当社は業務の効率化に取り組みました。

施策と導入効果

  1. 施策

ScanatをインストールしたiPad / iPhoneを現場担当者に携帯させ、現場状況把握が必要な際に素早く3Dモデル化を行う。

取得した3Dモデルを活用し、発注者との情報共有をオンラインで実施。既存の計測作業と比較して、大幅な時間短縮の実現を目指す。

  1. 導入効果

(1) 労働時間の削減

現場計測時間:36時間/月 → 15時間/月(約58%削減)

計測漏れがなくなり、再訪問の手間を削減。

(2) 移動時間の削減

3Dモデルを活用したオンライン打合せにより、発注者との現場確認回数を削減。

協力会社の現地訪問が不要となり、移動時間を短縮。

(3) 業務の精度向上

3Dデータを用いた計測により、担当者の経験に依存しない均質なデータ取得が可能に。

作業前の事前打合せ時に3Dモデルを共有し、関係者間での認識のずれを解消。

※施策、および導入効果の詳細は国土交通省の事例集のP60~P63をご参照ください。

今後の展望
本取り組みは、国道維持補修工事にとどまらず、トンネルなどの建築改修工事やインフラ点検などの他分野にも応用が可能です。当社は、今後も施工現場のDX推進を通じて、業務効率化と品質向上を目指してまいります。